ダイヤモンドを使う理由については最初に述べたとおりですが、一言でダイヤモンドと言っても その石一つ一つは大きさであったり、輝きであったり、色であったり・・・と色んな表情を のぞかせます。 ダイヤモンドは、炭素(記号:C)が高温高圧の地球内部で圧縮され生成される8面体の構造を 持つ炭素の結晶で、自然に作られる鉱物の中で最も硬い硬度を誇ります。 ちなみにダイヤモンドは炭素で出来ているので火の中に入れると 消えて無くなります。 4月の誕生石で石言葉は「永遠の絆・純潔」を意味します。 ■ダイヤモンドの価値を決める “4C” ダイヤモンドは頭文字がCで始まる “カラー(色)” “カラット(重量)” “クラリティ(透明度)” “カット(全体的な形のバランスと研磨の仕上げの状態)” の4つの要素の組み合わせによって 1つ1つが異なる特徴と美しさや輝きを備えた宝石に選別されます。 「4C」とは、ダイヤモンドの個性とも言える事のことで、それぞれの英語の頭文字をとって、 そう呼ばれています。 ● “カラー:Color(色)” カラーは無色透明に近かければ近いほど希少価値が高くなり、D〜Zまでの23段階のグレードに 分けられます。 ダイヤモンドには完全な無色透明なものから薄い黄色味がかったものまで自然に色がついています。 無色に近いものほど光をスムーズに透過させ、虹色に輝き、希少価値が高まります。 しかし、カラーグレードの違いは驚くほど微妙で、ひとつだけを光に透かしてもわからないほどです。 熟練した専門家が理想的な明かりの下でダイヤモンドをルース(裸石)の状態で見て、 初めてその違いがわかるくらいです。 また、黄色味があったとしてもカラー自体は好みの問題もあるのでわざと黄色いダイヤを付ける人も たくさんいます。 見た目での透明(カラーレス)にこだわる場合は、Gカラー以上であれば肉眼では色付きを見分けるのは 困難ですし、全くと言って良い程輝きには影響を与えません。 ● “カラット:Carat(重量)” 1カラット=0.2gでダイヤモンドなど宝石の重さをあらわす単位です。 一般的にカラット数が大きければ大きいほど希少価値が高いですが、同じ大きさのものでも 他の3要素(カラー、クラリティ、カット)の組み合わせでその価値はかなり変わってきます。 ダイヤモンドの輝きを重要視するなら、カラーやクラリティグレードなどで決めるより、 大粒でカットの良いもので選ぶ事をお勧めします。 ダイヤモンドの輝きはカットが一番重要となりますが、小さいものより大きいものの方が、 そのカットを充分に活かして輝きを増すことが出来るからです。 また、長く身に付けられる点でも大粒で高品質のものの方がお勧めです。 ジュエリーに使われるダイヤモンドのカラットは0.01ct以下から100ct以上まで幅がありますが、 大抵の場合は0.05ctから1.0ctの間です。その中で0.20ct以下のダイヤモンドは通常“メレダイヤ” と呼びます。 ●“クラリティ:Clarity(透明度)” クラリティーはダイヤモンドの透明度の程度を表します。 ダイヤモンドの内部を10倍に拡大して検査し、自然に入る内包物の状態や外部の特徴を11段階の 等級に分けます。 大きさや重さ、カラーが全く同じダイヤモンドでも、世界中に自分と同じ人間が二人もいないように、 二つとして同じダイヤは存在しません。 そして完璧な人間がいないように、ほとんどのダイヤモンドには内包物が入っています。 稀に “フローレス” と呼ばれる内包物の全くないものもありますが、その数は極めて少量です。 この内包物の数、大きさ、色、場所などによってクラリティのグレードは決められ、 少なければ少ないほど希少価値は高くなります。 しかし内包物は言い変えるなら、ダイヤモンドの “指紋” のようなものであり、一つ一つの “個性” とも言えます。たとえ内包物があったとしても、輝きに影響を与えないほどのものであれば、 ダイヤモンド本来の美しさが損なわれることはほとんどありません。 もしもあなたが、ダイヤモンドの輝きに影響を与えるような内包物を避けたいと思うなら、 SI1以上のグレードのものを選べば、肉眼で内包物を確認する事はかなり困難ですし、 輝きに影響を与えることも全くと言って良いほどありません。 ● “カット:Cut(全体的な形のバランスと研磨の仕上げの状態)” カットはダイヤモンドのプロポーション、対称性、研磨の状態を表します。 この3つの総合的な評価でグレードが分けられます。 よくカットとシェイプを勘違いしている人が多いみたいですが、 カットはあくまでもダイヤモンドの全体的な形のバランスと研磨の仕上げの状態を表しています。 カラー・カラット・クラリティの3つは自然が決めますが、ダイヤモンドに輝きという永遠の生命を 吹き込むのは熟練したカット職人の技に他なりません。 最新の技術と経験に裏付けされた職人技によって、ダイヤモンドはバランスよくカットされ、 光をよく取り込み、きらめきを増幅させ、限りなく価値を高めます。 最高の状態で仕上げた原石の研磨は、まさに “至高の傑作” にたとえられるような芸術であり、 その輝きは、生命、愛、情熱を象徴するものです。 カットを選ぶ場合はVery Good以上のグレードのものを選ぶ事をオススメします。 ■『3EX』と『H&Q』
エクセレントグレードの中のものでもカットの3つの要素(プロポーションを含む総合評価、対称性、 研磨の仕上げの状態)全てがエクセレントと評価された最高級のものを『3EX』“Triple Excellent” 【トリプルエクセレント】と呼びます。 トリプルエクセレントのダイヤモンドは非常に希少性の高いダイヤモンドです。 一般的に3 Excellentのものではほとんどのものが下記『H&C』“Heart & Cupid”【ハートアンドキューピット】の現象が出ます。しかし中にはH&Cの出ないものもあります。 この場合数値的には3EXの基準値は満たしているのですが、 拡大して見た場合ある部分が正確でない可能性があるので、3Excellentを購入の場合は H&C(ハートアンドキューピット)の出ているものを選ぶ方が懸命と言えます。 『H&Q』“Heart & Cupid” ハートアンドキューピットは、特殊な装置を使用すると、 テーブル側(上面)からは8方向に放たれたキューピット の矢(アロー)が、パビリオン側(底面)からは 8個のハートの模様が見られる現象を指し、 主にプロポーションとシンメトリー(対称性)の優れた ダイヤモンドに見られるもので、 まるで愛のキューピッドがハートを矢で射って、幸せを約束した瞬間を思わせる美しいダイヤです。
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